伏姫神変7〜女人成仏: るちるの「何も持たずに」

伏姫八房とともに富山に向かったとき、 持っていったものがありました。 「法華経」と筆・硯・紙です。  料紙(れうし)一具と法華経一部、外(ほか)には物を持たせ給はず。 法華経は8巻からなる経典で、 八犬士の8に縁が深いのだと話の中でも説かれていますが、 ただそれだけではありません。 法華経のなかでも「…