#8 火焔猫燐の猫的見聞録*第七話【東方】 | 火焔猫燐の猫的見聞録 - AYAYORIの小説シリーズ - pixiv

ズガン。 静かな霧が覆う湖畔の横で、そんな音が響く。 苛立たしげに鳥が飛び立った。安眠を妨害してしまったようだ。申し訳なく思う。 ただし、安眠を妨げられていないこの門番には同情できん。 「おーい、こっちだ」魔理沙の呼ぶ声。 あたいは声の指す方に走る。正門は後方だが、大丈夫なのか。 ...