#3 されば地獄まで | るろ剣リクエスト企画 - 慶の小説シリーズ - pixiv

京都は嫌か。 幼い操がいた。あちこちを頼りなさげに見回しながら、おぼつかない足取りで歩いている。思わず声を掛けてしまった。みさお、と、唇が勝手に動く。懐かしい響きだ。もう呼ぶことなどないと、思っていたのに。 一度呼べば操はこちらに歩いてきた。今にも泣き出しそうに、涙をいっぱいに溜...