【書評】書評家、西野智紀が読む『羊と鋼の森』宮下奈都著 仕事の伸び悩み…森をさまよい始めた人へ 

物語は、北海道の山間の集落で育った一人の青年が17歳のとき、放課後の体育館で、ピアノが「森の匂い」のする音色を放つのを聞いたことに始まる。鍵盤を押すと、羊毛でで…