夏の午後、風のサカナ。(佐伯碧砂) - カクヨム

「助けないと……」 知らず知らずにつぶやいている。 階段を駆け上がりながら、吐く息の隙間に詰め込むように。 あの子のことはよく知らない。休み時間、物静かに本を読んでいるというだけ。 でも時々、ふわ…