1パーセントの深い哀しみ | 智(とも) | note

  安息の地 わたしがそのホテルに列車に乗ってやって来たのは冬がはじまるまえだったように思う。 住み込みで働ける二十代の女性。条件には合っていた。採用がきまり、部屋があてがわれた。客室と変わらぬ豪華な造りだった。 夜中の十二時になると、地下の一室へわたしは降りていく。エレベーターに乗り、深いふかい…