集英社文庫 インパラの朝―ユーラシア・アフリカ大陸684日

広大なユーラシア大陸を横断し、イスラム圏の国々を越えてアフリカ大陸へ―。絵葉書を売るカンボジアの少女に凛とした生きる意志を感じ、排他的な印象を抱いていたイランで受けた細やかな配慮に戸惑い、ザンビアでは貧富についての議論を交わす。周囲の声に惑わされず、自らの素直な感覚を頼りに47カ国を旅した著者が綴っ…