秋田市通町・青物市場
羽州街道筋にあり、城下と近郊農村を結ぶ商業のメインストリートであった通町は、早い時期から自然発生的に市が開かれていたというが、文久四年(1864)、上通町、中通町、大工町の三町(現在の通町)が朝市の家督を認められ、名実ともに市の街となって以来、連日、青物市場が開かれ賑わっていた。未明から正午まで、近郊…