戦没者の霊の問題

石川公彌子「近代日本人の死生観」『死生学研究』「特集号―東アジアの死生学へ」、18-33.日本人の死生観というより、国学者の本居宣長と平田篤胤、民俗学者の柳田國男と折口信夫の死生観の研究であるが、非常に面白い史実を指摘して鋭い考察がされていたのでメモをする。生と死、生者の世界と死者の世界、霊魂の役割、神の…