測りたがりの痛がり屋
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いづこも同じ秋の夕暮れ
秋は動から静へ、ゆらゆらと変化していくのが寂しいんだろうなあ。眼の覚めるような緑や、あの夏の死ぬほどうっとおしかったはずの暑さ。 いづこも同じ秋の夕暮れ、って百人一首の札。あの歌人だって、空を見上げて思う存分秋の寂しさを吸い込んだんだ。小学校のときの百人一首の大会では、札は覚えていても瞬発力がないた…