ディクスン・カー『夜歩く』の新訳と旧訳の比較

 いまディクスン・カーの処女長編『夜歩く』(創元推理文庫)の新訳版を読み返しています(中盤あたりまで読みました)。 ところで、ネット間の一部(?)で批判の対象となっている本書の新訳の「難解さ」について、ですが。 正直にいえば、本書の新訳を担当した和爾(わに、と読むそうで……ぼくはわかりませんでした)…