小説『殺人出産』感想

村田沙耶香による小説『殺人出産』(講談社文庫)を読みまして、感想を綴ります。 小説『殺人出産』あらすじ 今から100年前、殺人は悪だった。10人産んだら、1人殺せる。命を奪う者が命を造る「殺人出産システム」によって人口を保つ日本。会社員の育子には十代で「産み人」となった姉がいた。蝉の声が響く夏、姉の10人目…