原始根の存在定理-剰余類の基本的な性質(その3)

今回は、剰余類(素数の場合)の基本的な性質の第3弾として、原始根の存在定理をご紹介します。 第1弾は、\(p\)を素数とする場合、\(\mathbb{Z}/p\mathbb{Z}\)が体になること。(なお、体とは、可換(掛け算が交換可能)で、0以外の元による割り算ができるもの-代表的なものとしては、有理数全体、実数全体、複素数全体な…