「のぞみ34号」重大インシデントについて元鉄道マンの考察と提言(16)

(4)事故調査結果を将来の安全につなげる【後編】 しかしながら日本では、JTSBの調査資料を刑事訴追の証拠としたり、時には調査官を承認として法廷に呼び出した事例があります。 1997年に起きた日本航空MD-11型機駿河湾上空乱高下事故では、機長の過失責任を問う裁判で、検察はJTSBの前身である航空事故調査委員会の調査…