『姦通裁判 ―18世紀トランシルヴァニアの村の世界―』(秋山 晋吾):星海社新書 製品詳細 講談社BOOK倶楽部

貴族夫人をめぐる愛憎劇から浮かび上がる、近世の村のかたち 一七六五年の夏。ヨーロッパの東のはずれ、トランシルヴァニア侯国のコザールヴァール村で、ある裁判の証人尋問が行われた。原告は領主の一人・イシュトヴァーン。そして被告は彼の妻・ユディト。罪状は「姦通」であった。のべ一〇〇人を超える証人の口から赤裸…