【書評】文庫本1冊が生きる力になる『奇跡の教室』

公立中学の滑り止めだった私立中学で、「1冊の文庫本を3年間かけて読む」という異例の授業を行った教師がいた。 その教師の名前は橋本武。橋本は「銀の匙」という文庫本を興味がある部分で横道にそれながら、主人公の少年時代を追体験していく授業を展開する。駄菓子屋のシーンで実際に駄菓子を食べながら朗読、凧揚げのシ…