【書評】理不尽、不平等というサラリーマンのルールの中で 『課長島耕作』

あなたは“サラリーマン金太郎”と“島耕作”どちらが好きだろうか。私は“島耕作”派である。なぜ“島耕作”が好きなのかと考えると、その圧倒的リアル感ではないだろうか。 作者の弘兼憲史さんは3年間松下電器産業(現:パナソニック)で働き退職して漫画家になったという背景があり、そのためかサラリーマンの憂いがリアルなの…