【書評】やりがいと楽しさに唾を吐き、夢と希望は便所に流す『お前なんかもう死んでいる』

「ちょっとずつ給料が上がっていく計算して、ちょっとずつ階段を昇るような人生を歩いているヤツなんかいい気味だって思いますよね。」これは本書の“はじめに”の一文である。 猿岩石人気が終わり仕事は消え、7~8年月収は一桁、給料は0。家に引きこもりノイローゼになり川俣軍司寸前になる。ホームレスの下見も行って炊き…