【書評】多重人格者との恋愛『プリズム』

主人公聡子は、12個の人格を持ち合わせた青年と恋に落ちる。12人のうちの一人を好きになり、別の人格からも思いを寄せられる。プリズムというのは、多重人格者の比喩だ。 人間には誰しも、多面性がある。聡子もまた、職を変えたり、家族との関係を考え直したり、人生の節目にいた。自分の中の多面性に揺れ動きながら、青年…