巨災対の諸君、お家に帰ろう

観客の心情を最も深い部分で揺さぶるのは、実は、映画の中の主人公が演じているドラマではなくて、映画の中に仕掛けられたフックに触発される形で観客自身の心の中によみがえる私的な物語の記憶だったりする。