とびきり不味い茶をよこせよ
はるか頭上に見える岩の天井はどこまでも暗く、見る者の息を詰まらせる。 幻想で穿たれた地底のドームはどこからともなく、低く不吉なごうごうという音を響かせていた。音の正体は、風か。...