数学の話をふたつ(概念と目的)

東京の足立区から群馬へ転校したのは、中3に上がるとき。 数学は、S先生。 持ち上がりでないというS先生は、私以外の子たちからも馴染みがない。 「僕の授業はすっごくわかりやすいんで、任せてください」 と言う。 最初の頃出てきたのが、ルートだった(と思う)。 S先生は、黒板におおきくルート2を書いた。 それまで、…