第二章 建武の新政から南北朝の動乱まで: 越中国史~古代から近世まで
討幕の挙兵 正中元(一三二四)年に鎌倉幕府は倒幕活動を未然で防ぎ、元弘元(一三三一) 年にも倒幕の挙兵を鎮定した。この時にはまだ幕府側であった足利高氏が笠置城を攻略するがその際に、後醍醐天皇の皇子であられる大覚寺門跡恒性法親王を虜とし翌年二月十九日越中国射水郡二塚へ、随身の日野掃部頭四郎右衛門直通・勧修寺…