オーウェル評論集1 象を撃つ [読書記] - 瓦斯燈
1920年代の著作なるも、その普遍的な内容は2014年の日本をとりまく環境においても大きく示唆されるものがある。表題作『象を撃つ』はビルマ勤務時代の経験をもとに書かれた。作業役務のために飼育されている象が逃げ、暴れ、地元住民を殺す。人の尊厳など微塵も感じられない、むごたらしい死体。象使いを待つという合理的…