小津安二郎が映画史に残したもの(前田 英樹)

小津安二郎の映画は、〈在るもの〉を視る深い喜びに私たちを復帰させる。こういう働きを持つ映画を撮った監督のなかで、小津は映画史上最高の人だろう。