「上遠野浩平論」8.5~キャビネッセンスと生命と心(『ソウルドロップシリーズ』)

上遠野浩平論の第8.5回です。 第8.5回、という言い方をするのは、今回の記事では本来この連載が目ざす文学論の論旨にあまり必要ない話をするので。もともとは第8回で〈戦士〉の話をするついでに、1パラグラフぐらい使って簡単に触れておこう、ぐらいに思っていた内容なのだが、語りたいことが多すぎてどんどん膨らんでい…