メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
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京極夏彦の『今昔百鬼拾遺 鬼』を読んだ
■今昔百鬼拾遺 鬼/京極夏彦 「先祖代代、片倉家の女は殺される定めだとか。しかも、斬り殺されるんだと云う話でした」昭和29年3月、駒澤野球場周辺で発生した連続通り魔・「昭和の辻斬り事件」。七人目の被害者・片倉ハル子は自らの死を予見するような発言をしていた。ハル子の友人・呉美由紀から相談を受けた「稀譚月報…