【劇評87】寓意による現代批判 イキウメの『散歩する侵略者』をめぐって

現代演劇劇評 平成二十九年十月 シアタートラム  SFには寓意がある。そのために社会諷刺に絶大な力を持つ。つまりは、現実の権力や社会を特定せずに、人類普遍の問題を摘出して、鋭く批判する構造を持っている。 前川知大の多くの作品は、このSFが持つ寓意性を活かしている。六年前の旧...