知的好奇心の塊の青年が砂の世界の秘密に迫る―九岡望『言鯨16号』

今日の更新は、『言鯨(イサナ)16号』です。 久しぶりに著者の本を読めてうれしいです。 あらすじ 砂漠に覆われ、砂を走る船で移動する世界。街は言鯨(イサナ)という死体とともに栄えていた。骨摘みである旗魚(かじき)は捕らえられたあこがれの学者浅利(あさり)と運び屋鯱(しゃち)と出会い、知的好奇心を抑えられ…