王という自意識を持った男の反乱鎮圧―小野不由美『東の海神 西の滄海』

今日の更新は、小野不由美『東の海神 西の滄海』再読感想です。 青春時代にハマった作品を久しぶりに読みたくなりました。 あらすじ 延麒六太が、胎果小松尚隆を延王に選んで20年。荒廃した国は生気を取り戻しつつあった。そんな折、尚隆の治世に不満を持つものが六太をさらう。六太はかつての妖魔をつれた少年、更夜と再…