京極夏彦という構築者 映画感想「姑獲鳥の夏」

京極夏彦が描く世界 呪いはあるぜ。しかも効く。呪いは祝いと同じことでもある。何の意味もない存在自体に意味を持たせ、価値を見出す言葉こそ呪術だ。プラスにする場合は祝うといい、マイナスにする場合は呪うという。呪いは言葉だ。文化だ。 さあ、どうでしょうか、この一文。この一文に惹かれたあなたは、もう京極作品…