葛飾北斎『百人一首乳母かゑとき』とは?異色の作品の特徴など紹介 | 和樂web 美の国ニッポンをもっと知る!

江戸時代後期の浮世絵師として知られる葛飾北斎は、90年にもおよぶ生涯の中で美人画、風景画、花鳥画、妖怪絵などさまざまな画題の絵画を制作してきた。そうした中で、少々異色ともいえる分野の作品群を残している。『百人一首』である。1830年代に『百人一首乳母かゑとき』と題したシリーズを、多色摺り木版画である錦絵…