japan-tama’s poem
id:japan-tama
匂い
季節ごとの匂いや 人の匂いや 建物の持つ匂い 強烈に嗅ぎ分けていたのに そんなもの無かったように 雲散霧消 本当に無くなったのは 匂いなのか 感じ取る能力なのか あるものを 無かった事にする 能力のせいなのか 無味乾燥な 人工社会のせいなのか 死んだように 生きている