巡礼者の小道(Pursuing Veritas)
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「引きこもりのルター」と摂理史の必然
1522年に、マルティン・ルターがエラスムス版ギリシャ語新約聖書をドイツ語に翻訳したことは、キリスト教史における画期的大事件でした。それによってドイツの民衆が自国語の聖書を読めるようになっただけでなく、ルターの翻訳により、ドイツ語の標準形がはじめて定まったのです。(E・ケアンズ『基督教全史』p390) …