もし六角氏領内で不作になったら、農民はどうすればよいのか?

一、損免の事、庄例・郷例ありといへども、先々の次第棄破せられおわんぬ。自今以後においては、所務人・地主・名主(ミョウシュ)・作人等立相ひ内検せしめ、立毛に応じこれを乞ひ、下行あるべし。もし立毛これを見せず刈り執り、損免申す族これありといへども、限りある年貢減少せず、悉く納所あるべし。公方年貢米銭等…