黄昏ゆく教室で

「話ってなに?」 クラス委員長の西沢美樹はやってくるなり、そう訊いた。 俺が西沢を呼び出したのは、俺が普段、勉学に励んでいる二年五組の教室。放課後なので俺と西沢以外、人っ子一人いない。 なぜ、俺こと木下洋介が西沢を呼び出したかというと、俺が西沢に告白するからなのであった。 いやー前から西沢のことが気に…