K-sako's diary
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新古今の周辺(82)寂蓮(29)和歌所(6)『三体和歌会』(2)
更に続けて『三体和歌会』での寂蓮の詠歌を見てゆきたい。 夏 太くおおきに読むべし 夏の夜の有明の空に郭公月よりおつる夜半の一声 (現代語訳:夏の夜の明けようとする頃の空に、郭公の月の内より出てくるかと思われる夜半の一声がする) 秋 からびほそく読むべし 軒ちかき松をはらふか秋の風月は時雨の空もかはらで (…