うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
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ついに語られる、奥村幸手軒の過去! ~『男色比翼鳥』巻6の12末尾~
【さっくり現代語訳】 これほどまでに女色は悪くて、男色は良いものなのです。 これまでお話ししたのは人の身の上話でしたが、この私には悲しい身の上話があります。 私は長崎の生まれで、近くに住む梅村源次郎という少年と深く契りを交わしていました。