異次元に足を取られる旅
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『瞬殺猿姫(46) 猿姫との合流を画策する、三郎と阿波守』
港に入ってきた商船から、荷を降ろす。 降ろした荷を、荷車に積み込む。 荷で満載の荷車を、蔵まで運ぶ。 荷車から荷を蔵内部に運び入れる。 商船が入港した際、そうした分担で港の運び手たちは仕事をする。 「近頃は荷の動きが激しいですな」 織田三郎信長(おださぶろうのぶなが)は、傍らの蜂須賀阿波守(はちすかあわ…