孤立無援のブログ
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残酷な秀才のテーゼ
呉智英『大衆食堂の人々』で紹介されていたが、もとは宮崎市定の『アジア史論考』にあるエピソードらしい。 ある誠実な教育者の話である。 数学者でもある彼の生徒に、とても頭がよい少年がいた。しかし家が貧しいため進学することはできなかった。 くじけるんじゃないぞ、勉強は自分一人でもできるんだ。 教師は少年をそ…