奨学金融道

栗原康『学生に賃金を』を読む。著者は執筆当時、35歳。早稲田の大学院を出て年収は80万、奨学金としての借金635万円を抱えていた。 こんな社会はおかしいということで、大学の学費をタダにして、奨学金は返済しなくてもいいことにしろ、と訴える。さらに大学の無償化のみならず、学生に賃金を与えよ、と主張する。こう…