谷川俊太郎と寺山修司

寺山修司の死因は、誤診であった。田中未知は『寺山修司と生きて』(新書館)でそう告発している。 寺山修司は長らくわずらっていた肝硬変で亡くなったのではなく、それとは関係のない腹膜炎(盲腸)を担当医が見抜けなくて死んだ。まともな医者にかかっていればもっと生きられた。医師の名は庭瀬康二。谷川俊太郎の従兄弟…