娘が遺した日記と漫画で「教育」見詰め直す―漫画家・山田花子の自殺

連載[師走の街から](7) 娘が遺した日記と漫画で「教育」見詰め直す 五月の運動会から数日後のことだった。四年生を担当する女性教諭(50)が三十四人の教え子たちに手紙を託した。 〈これからは、子供たちの声にならない声に、もっともっと耳を傾けていきます〉 先生はおかっぱ頭。やせてはいても、東京郊外の小学校で…