「性」と「教育」と「母娘」問題の合奏 『夫のちんぽが入らない』(扶桑社、2017・1)感想

こだまさんの著書『夫のちんぽが入らない』を読みました。こだまさん自身の半生を描いた私小説です。昨年に発売されるや否や、そのインパクトのあるタイトルで話題を集めました。様々な反響があったと思いますが、タイトルだけで拒否反応を示す人や、話題の集め方が何となく気に食わなくて読むことに難色を示した人なども…