この掌

このおとを奏でる いとしさを包む 痛みをくるむ 溢れる水を受けとる 背中をさする この掌は 私の掌でありながら 私の掌ではないのかもしれない。 どうか 幾久しく 僕やあなたや世界を あたためることが出来ますように。