ゲイとして生きる君へ
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住吉奇譚集<15>
「そろそろイキますか?」 ボクは気軽な感じで訊いた。ずっと抱き合ったまま雑談していたので、なんだか彼とは昔からの知り合いのような気分になっていた。 「うん。イきたいけど、このままずっと朝まで抱き合っていたい気もする」 彼の言葉を聞いて、ボクは「可愛いな」と思って笑った。 「君もイきたいよね?」 「いえ………