ゲイとして生きる君へ
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いつも見ている風景<1>
ボクは寝転がったまま天井を見ていた。天井には微かに廊下から漏れてくる明かりが映っていたけど、ほとんど真っ暗だった。時刻は二十一時。別に眠たくて寝っ転がているのではない。ボクの頭の上の方には壁があって、足元と左右の方にはレースのカーテンで仕切りがされている。敷布団と毛布が一枚あるだけだ。ボクは裸のま…