『城塞』下巻再読・和睦後の幸村

『城塞』再読(12) 司馬遼太郎の『城塞』を再読しております。今回から、ようやく下巻に入ります。 徳川家康にとって冬の陣における講和は、あくまで表向きのことであり、大坂から引き上げるとすぐに大坂方を追い込むべく悪謀をめぐらせているのだが、その前に今回は、冬の陣和睦後の真田幸村について振り返っておこうと…