「バルカンの星の下で」ー田中一生さんとバルカンの旅の思い出ー

【文/長見有方】 昨年、ユーゴスラヴィア研究のパイオニアとして著名な田中一生さんの2冊目の著作になる『追想のユーゴスラヴィア』(かりん舎刊)が出版されました。旧ユーゴスラヴィアに関する歴史、文学、美術などについての文章が31編収録されています。田中さんは2006年、翻訳などの業績に対して当時のセルビア・モ…