工藤二郎左衛門尉と工藤二郎右衛門尉(その2 工藤貞祐)

その1の続き。右と左(右衛門と左衛門)を間違えるなんて、当時の人は絶対にないだろうと、初めの内は思っていた。でも、意外と無頓着なのね。おかげで大変「太平記 巻第七 千剣破(ちはや)の城軍の事」の連歌エピソードの「工藤二郎右衛門尉」は、識者のほとんどが「工藤二郎左衛門尉高景」のことではないかと比定し…